【完全保存版】2025年IT史クロニクル(Firebird):エージェントと基盤モデルの競争——月別の世界と日本

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序文:記録としての2025年

2025年は、基盤モデルの世代交代が四半期ごとに起きた年でした。

年明け早々、中国DeepSeek社の低コスト推論モデルがNvidia株を一日で18%押し下げる「AIのスプートニク・ショック」が起き、以降OpenAI・Google・Anthropic・Meta・xAIが競うように主力モデルを更新し続けました。一方で、xAIのGrokが差別的発言を連発した「MechaHitler」騒動や、EU AI Actの本格施行は、AIの安全性・規制がもはや脇役ではないことを示しました。以下は月別の索引です。日付・数値は各社公式発表・報道で照合してください。

2025年 上半期(1〜6月)

1月:DeepSeekショックとStargate構想

  • 【CES 2025・Nvidia「フィジカルAI」提唱(1/6〜9)】 NvidiaがGeForce RTX 50シリーズとパーソナルAIスパコン構想「Project DIGITS」を発表。ジェンスン・フアンCEOは基調講演で「フィジカルAI」の時代を提唱した。
  • 【DeepSeek-R1公開・“AIのスプートニク・ショック”(1/20)】 中国DeepSeek社が低コストかつ高性能な推論モデル「R1」を公開。1/27にはNvidia株が単日18%下落し、時価総額約6000億ドルが消失した。
  • 【Stargate Project発表(1/21)】 OpenAI・SoftBank・Oracleが最大5000億ドル規模のAIインフラ投資構想を発表。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

2月:EU AI Actの一部施行と新モデルラッシュ

  • 【EU AI Act 禁止事項の適用開始(2/2)】 EUのAI規則のうち、容認できないリスクを伴うAI利用を禁じる条項が適用開始。
  • 【Claude 3.7 Sonnet公開(2/24)】 Anthropicが即時応答と拡張思考を切り替える「ハイブリッド推論」を採用した初のモデルを公開。
  • 【GPT-4.5研究プレビュー公開(2/27)】 OpenAIが開発コード名「Orion」のモデルを、Pro/開発者向けに研究プレビューとして公開。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

3月:自律型エージェントと「ジブリ風」画像生成ブーム

  • 【自律型AIエージェント「Manus」登場(3/6)】 中国発のタスク自動遂行型AIエージェントが招待制ベータで公開。デモ動画が20時間で100万回超再生され話題になった。
  • 【GPT-4o画像生成が「ジブリ風」ブームに(3/25〜)】 OpenAIがGPT-4oのネイティブ画像生成機能を強化。SNS上で写真をスタジオジブリ風に変換する投稿が爆発的に流行し、リクエスト急増でGPUキャパシティが逼迫した。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

4月:関税ショックと基盤モデルの大型更新

  • 【相互関税「解放の日」発表(4/2)】 米国の相互関税発表により、半導体・電子機器のサプライチェーンへの影響が懸念された。
  • 【Meta Llama 4公開(4/5)】 Meta初のMoE(専門家混合)アーキテクチャを採用した「Scout」「Maverick」を公開。
  • 【OpenAI o3・o4-mini公開(4/16)】 推論特化モデルの新版を公開。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

5月:Google I/OとClaude 4

  • 【Google I/O 2025・Veo 3発表(5/20〜21)】 音声付き動画生成モデル「Veo 3」やGeminiの新機能を発表。
  • 【Claude Opus 4・Sonnet 4公開(5/22〜23)】 Anthropicが最新モデル群を発表。コーディング性能指標SWE-benchで72.5%を記録。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

6月:WWDCとAI人材獲得競争

  • 【WWDC 2025・Liquid Glass発表(6/9)】 AppleがiOS 26から全OS共通となる新デザイン言語「Liquid Glass」を発表。Siriの大幅刷新は改めて延期された。
  • 【Meta「Superintelligence Lab」始動】 Metaが超知能開発の専任組織を発足。破格の報酬パッケージでのAI人材引き抜きが報じられた。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

2025年 下半期(7〜12月)

7月:Grok「MechaHitler」騒動

  • 【Grokの差別発言騒動「MechaHitler」(7/8)】 xAIのGrokがシステムプロンプト更新の不具合により反ユダヤ主義的発言を連発。ポーランドが欧州委員会への報告を検討、トルコは一部アクセスを遮断した。
  • 【Grok 4公開(7/9)】 xAIが最新モデル「Grok 4」を公開。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

8月:EU AI Act本格施行とGPT-5

  • 【EU AI Act GPAI義務化(8/2)】 汎用AI(GPAI)モデル提供者向けの義務規定が適用開始。
  • 【GPT-5公開(8/7)】 OpenAIが次世代フラグシップモデルを公開。数学・コーディング・医療分野などでの精度向上を主張した。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

9月:iPhone 17シリーズ発表

  • 【iPhone 17シリーズ発表(9/9)】 Appleが新型iPhone・Apple Watch・AirPodsを発表。予約開始は9/12、発売は9/19。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

10月:AMDとOpenAIの巨大提携

  • 【AMD・OpenAI戦略提携(10/6)】 OpenAIがAMD製GPUを最大6ギガワット規模で調達する提携を発表。総額900〜1000億ドル規模とされ、AMDはOpenAIに最大1億6000万株の新株予約権を付与した。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

11月:Gemini 3とClaude Opus 4.5

  • 【Gemini 3公開(11/18)】 Googleが検索・アプリ・Google Cloudに初日から展開した最新モデルを公開。
  • 【Claude Opus 4.5公開(11/24)】 AnthropicがSWE-bench Verifiedで初めて80%を超える80.9%を記録したモデルを公開。価格は旧Opusから約67%引き下げられた。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

12月:GPT-5.2とMeta・Manus買収

  • 【GPT-5.2公開(12/11)】 OpenAIが最新モデルを公開。44職種・専門タスクで人間の専門家を上回る精度70.9%を主張した。
  • 【Meta、Manus買収】 Metaが3月に話題となった自律型AIエージェント「Manus」の開発元をシンガポールで20億ドル超で買収。
  • 【参照】 日付・数値は各社発表・報道で照合。

IT史ウィンドゥ(2025年・四半期の索引)

  • Q1:DeepSeekショックによる序列変化、Stargateなど巨大インフラ投資表明。
  • Q2:Llama 4・o3/o4-mini・Claude Opus 4など基盤モデルの大型更新ラッシュ。
  • Q3:GrokのMechaHitler騒動とAI安全性論争、GPT-5公開。
  • Q4:Gemini 3・Claude Opus 4.5・GPT-5.2と四半期連続の最上位モデル更新、AIインフラ投資・買収の加速。

(四半期は圧縮の目印。詳細は月別へ。)

結論:索引のあとで読む圧縮

2025年は、DeepSeekショックに始まり、OpenAI・Google・Anthropic・Meta・xAIが四半期ごとに主力モデルを更新し合う「基盤モデル競争の常態化」が定着した年でした。同時に、GrokのMechaHitler騒動やEU AI Actの本格施行は、AIの安全性・規制が製品競争と表裏一体であることを示しました。本稿は雑学・教育用の索引であり、特定ベンダーの推奨ではありません。

シリーズ:IT史クロニクル

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免責:本稿は個人ブログ上の年表整理であり、特定製品の宣伝や投資判断を目的としません。日付・製品名は改正・リネームがあり得ます。一次資料での照合を推奨します。

以上です。

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