茨城3日間:大洗アクアワールド・水戸偕楽園の梅・つくばわんわんランド【2024年3月】

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2024年3月初旬、茨城県の太平洋側から県央・筑波までを横断する3日間の旅に出ました。1日目はひたちなか海浜鉄道みなと線で港町の空気を吸い、アクアワールド大洗でサメ・マンボウ・深海魚に圧倒される。2日目は水戸に移動し、駅前の水戸学の道納豆記念碑を通り、日本三名園のひとつ偕楽園で梅まつりシーズンの花を満喫。千波湖畔では四季島の停車という偶然のおまけも。3日目はつくばわんわんランドで犬たちとのふれあいで締めくくりました。早春の茨城は、海・歴史・花・動物園というバラエティが詰まった短距離旅行に向いています。

→ 観光の回り方・費用のまとめはガイド記事: 茨城観光ガイド(大洗・水戸・筑波)


基本情報

  • 訪問日: 2024年3月1〜3日(2泊3日)
  • エリア: 茨城県(ひたちなか市・大洗町・水戸市・つくば市)
  • 旅行スタイル: 2泊3日・水戸駅周辺のホテル泊
  • 宿泊: ホテルテラスザガーデン水戸
  • アクセス: 東京〜水戸 常磐線特急で約2時間前後(列車により変動)
  • 入場料(2024年3月時点の実チケット): アクアワールド大洗 大人2,300円(クレジット可)/偕楽園 一般大人300円
  • 入場料(現行の公式料金): アクアワールド大洗 大人2,300円/偕楽園 一般大人320円(好文亭は別途230円)/つくばわんわんランド 大人2,000円(2024年4月1日改定)
  • 費用目安(1人): 特急往復 8,000円(片道=運賃2,420円+特急券1,580円)、現地交通 約4,000円(湊線1日フリー切符1,000円を含む)、宿泊2泊朝食付き 約15,000円、入場料 4,620円、食費 約8,000円 合計 約40,000円(1ドル150円換算で約265ドル)
  • 所要時間の目安: アクアワールド大洗 3〜5時間、偕楽園(梅林+湖畔)2〜4時間、つくばわんわんランド 半日
  • おすすめ時期: 3月(梅まつり)。水族館は通年、わんわんランドは晴天の屋外展示が映える季節
  • 天気: 早春で風は冷たく、2日目は雲が多め(薄日あり)

1日目:ひたちなか海浜鉄道と大洗アクアワールド

初日は太平洋側の港町、大洗を目指します。移動そのものを楽しめるローカル線から始まり、地魚の寿司、そして丸半日かけても見足りない水族館へ。海に近い町の一日でした。

勝田から阿字ヶ浦へ、ローカル線の車窓から

朝、ひたちなか海浜鉄道みなと線に乗り込みました。勝田から阿字ヶ浦方面へ向かうワンマン運転の車両は、都心の電車とは音も揺れ方も違います。窓の外を流れるのは畑と住宅、そして時折のぞく海の気配。目的地に着くまでの時間が、すでに旅の一部になっているタイプの路線です。

ひたちなか海浜鉄道みなと線。勝田〜阿字ヶ浦ゆきのワンマン電車に揺られる ▲ ひたちなか海浜鉄道みなと線。勝田〜阿字ヶ浦ゆきのワンマン電車に揺られる

港町の回転寿司で腹ごしらえ

お昼は大洗エリアの回転寿司へ。サバから始めて、白身、マグロ、脂の乗った白身と数皿。サバが税込220円という価格で、しかも港町のネタで出てくるのですから、これは都内では成立しない体験です。地魚中心の構成で、一皿ごとに「近いところで獲れたもの」という感覚がありました。

お昼は港町の回転寿司。サバ(税込220円)からスタート ▲ お昼は港町の回転寿司。サバ(税込220円)からスタート 白身の握り。地魚中心のネタで腹ごしらえ ▲ 白身の握り。地魚中心のネタで腹ごしらえ マグロの握り。回転寿司でも満足度が高い ▲ マグロの握り。回転寿司でも満足度が高い 脂の乗った白身の握り。海の近くで食べる寿司は格別 ▲ 脂の乗った白身の握り。海の近くで食べる寿司は格別

大洗の港沿い、フェンスの向こうは太平洋

食後は港沿いの遊歩道へ。白いフェンスの向こうにはさえぎるものがなく、水平線がそのまま広がります。3月初旬の潮風はまだ冷たいのですが、人がほとんどいない時間帯だったので、海をひとりで眺める贅沢な数分でした。

大洗の港沿い。白いフェンスの向こうに広がる太平洋 ▲ 大洗の港沿い。白いフェンスの向こうに広がる太平洋

アクアワールド大洗へ。まずは大水槽のサメ

午後はアクアワールド茨城県大洗水族館へ。入館してすぐフロアマップを確認すると、エリアごとにテーマが分かれていることがわかります。館内の順路を決める前に一度全体像を把握しておくと動きやすい構成です。

最初のインパクトは大水槽のサメでした。頭上を横切っていくスケール感は写真では伝えきれません。砂地の水槽ではネコザメなど底生型のサメがのんびり寝ており、同じ「サメ」でも生き方がまったく違うことがわかります。

アクアワールド大洗のフロアマップ。エリアごとにテーマが分かれている ▲ アクアワールド大洗のフロアマップ。エリアごとにテーマが分かれている 大水槽を泳ぐサメたち。展示のスケール感が最初のインパクトになる ▲ 大水槽を泳ぐサメたち。展示のスケール感が最初のインパクトになる 砂地の水槽ではネコザメなど底生型のサメがのんびり ▲ 砂地の水槽ではネコザメなど底生型のサメがのんびり

天井まで届くウバザメの剥製

この水族館の象徴的な展示が、世界最大級のウバザメの剥製です。天井近くまで届く全長で、吹き抜け空間に吊るされているため、フロアを移動するたびに違う角度から見えます。窓の外に大洗の海岸が入る位置関係も面白いところ。

正面から口元を覗くと、グリル状に並んだ鰓(えら)が印象的でした。プランクトンを濾し取って食べる生態がそのまま形になっている造形で、実物の前に立って初めて納得できる部分です。

世界最大級のウバザメの剥製。天井近くまで届く大きさ ▲ 世界最大級のウバザメの剥製。天井近くまで届く大きさ ウバザメの剥製とマンボウの展示。窓から大洗の海岸も見える吹き抜け空間 ▲ ウバザメの剥製とマンボウの展示。窓から大洗の海岸も見える吹き抜け空間 ウバザメの口元を真正面から。グリル状の鰓(えら)が印象的 ▲ ウバザメの口元を真正面から。グリル状の鰓(えら)が印象的

アシカパフォーマンスと、海の見えるカフェ

アシカのパフォーマンスは観客席から歓声が上がる人気プログラム。時間が決まっているので、館内をひと回りする前にスケジュールを確認しておくのが正解でした。

その後は館内カフェで休憩。窓際の席からは海が見えて、ブルー系のドリンクを飲みながら足を休められます。展示量が多い施設なので、途中で一度座る時間を作ったほうが最後まで集中して見られます。

アシカパフォーマンス。観客席から歓声が上がる ▲ アシカパフォーマンス。観客席から歓声が上がる 館内カフェのブルー系ドリンク。窓際席から海が見える ▲ 館内カフェのブルー系ドリンク。窓際席から海が見える

古代サメの顎とゴマフアザラシ

古代サメの顎骨化石は、現生種とのサイズ比較つきで展示されています。人が立って入れそうな大きさで、これが実際に泳いでいたという事実に素直に圧倒されました。

ゴマフアザラシは木製の小屋で完全に昼寝モード。水中に移ると別の生き物のように滑らかに泳ぎ、斑点模様がはっきり見えます。水面近くを横切る横顔が撮れるまで、しばらく粘りました。

古代サメの顎骨化石の展示。現生種とのサイズ比較に圧倒される ▲ 古代サメの顎骨化石の展示。現生種とのサイズ比較に圧倒される ゴマフアザラシが木製の小屋で昼寝モード ▲ ゴマフアザラシが木製の小屋で昼寝モード 水中を泳ぐゴマフアザラシ。斑点模様がはっきり見える ▲ 水中を泳ぐゴマフアザラシ。斑点模様がはっきり見える 水面近くを泳ぐゴマフアザラシの横顔 ▲ 水面近くを泳ぐゴマフアザラシの横顔

深海コーナー:マンボウとリュウグウノツカイ

館内はらせん階段と吹き抜けで複数フロアを行き来する構成になっており、順路が上下に立体的です。

マンボウの皮標本には「くちばし状の歯」などの解説パネルが添えられていて、生体展示を見る前に予習ができます。リュウグウノツカイは生態と伝説の両方が読める紹介パネルつきで、ガラスケースの標本と合わせて見ると深海のスケール感が伝わってきます。岩場のフンボルトペンギンは色付きの翼タグで個体管理されており、飼育側の工夫も垣間見えました。

最後に青い水の中を泳ぐマンボウの生体を眺めます。あの体型でゆったり進む姿は、ずっと見ていられます。

館内のらせん階段と吹き抜け。複数フロアを行き来しながら見学する構成 ▲ 館内のらせん階段と吹き抜け。複数フロアを行き来しながら見学する構成 マンボウの皮標本と解説パネル。「くちばし状の歯」など学び要素が多い ▲ マンボウの皮標本と解説パネル。「くちばし状の歯」など学び要素が多い リュウグウノツカイの紹介パネル。深海魚の生態と伝説が読める ▲ リュウグウノツカイの紹介パネル。深海魚の生態と伝説が読める ガラスケースに収められたリュウグウノツカイの標本 ▲ ガラスケースに収められたリュウグウノツカイの標本 岩場に集まるフンボルトペンギン。色付きの翼タグで個体管理している様子 ▲ 岩場に集まるフンボルトペンギン。色付きの翼タグで個体管理している様子 青い水の中を泳ぐマンボウ(翻車魚)。ゆったりした泳ぎに癒やされる ▲ 青い水の中を泳ぐマンボウ(翻車魚)。ゆったりした泳ぎに癒やされる

閉館まで粘って、締めは辛味噌ラーメン

閉館間際まで見て回り、外に出てから正面の看板と太平洋をバックに一枚。この日の入場券は大人2300円(クレジット決済)でした。半日いても見足りないので、この価格は正直に言って安いと思います。

夜は体を温めるために辛味噌系のラーメンへ。ニラと海苔が山盛りの一杯で、メニューには「匠タンタン」などの名前が並びます。赤みの強いスープが、海風で冷えた体にちょうどよく効きました。

施設前の看板「アクアワールド 茨城県大洗水族館」。海と丘が背景に広がる ▲ 施設前の看板「アクアワールド 茨城県大洗水族館」。海と丘が背景に広がる 当日の入場券(2024年3月1日・大人2300円・クレジット決済)。帰宅後に撮影して記録として残した ▲ 当日の入場券(2024年3月1日・大人2300円・クレジット決済)。帰宅後に撮影して記録として残した 夕食は辛味噌系のラーメン。ニラと海苔が山盛りの一杯 ▲ 夕食は辛味噌系のラーメン。ニラと海苔が山盛りの一杯 メニューに「匠タンタン」など。赤みが強いスープが食欲をそそる ▲ メニューに「匠タンタン」など。赤みが強いスープが食欲をそそる

2日目の朝:ホテルで茨城の朝ごはん

宿は水戸駅周辺。朝食ビュッフェでは焼き魚やソーセージに加え、ラベルに茨城県産大豆と書かれた納豆が並んでいました。納豆は全国どこでも食べられますが、産地表示を見てから食べると味の感じ方が少し変わります。

ホテルの朝食ビュッフェ。焼き魚・ソーセージ・納豆(茨城県産大豆)など和洋の定番 ▲ ホテルの朝食ビュッフェ。焼き魚・ソーセージ・納豆(茨城県産大豆)など和洋の定番

2日目:水戸駅前から偕楽園の梅へ

2日目は水戸に移動して、駅前の歴史散策から日本三名園のひとつ偕楽園へ。梅まつりシーズンの本番で、この日だけで写真が50枚を超えました。

水戸駅前、「水戸学の道」と納豆記念碑

駅前のデッキでは植木鉢のが少しずつ色づき始めていて、春が来ていることがわかります。案内板水戸学の道を読み、徳川斉昭と弘道館、幕末の思想史を軽く復習してから南口へ回りました。

南口の水戸納豆記念碑は、わら納豆を模したブロンズ像。名産をここまで堂々と記念碑にするユーモアに、県民性のようなものを感じます。ペデストリアンデッキからはOPAやビックカメラ方面、駅前のホテル群とバスターミナルが見渡せて、地方中枢都市らしい賑わいでした。

水戸駅前の歩行者デッキ。植木鉢の梅が少しずつ色づき始めている ▲ 水戸駅前の歩行者デッキ。植木鉢の梅が少しずつ色づき始めている 「水戸学の道」の案内板。徳川斉昭と弘道館、歴史散策ルートが地図で示されている ▲ 「水戸学の道」の案内板。徳川斉昭と弘道館、歴史散策ルートが地図で示されている 水戸駅南口の「水戸納豆記念碑」。わら納豆を模したブロンズ像が目印 ▲ 水戸駅南口の「水戸納豆記念碑」。わら納豆を模したブロンズ像が目印 ペデストリアンデッキから見た水戸駅ビルとOPA・ビックカメラ方面 ▲ ペデストリアンデッキから見た水戸駅ビルとOPA・ビックカメラ方面 HOTEL TERRACE the garden mito など駅前のホテル群とバスターミナル ▲ HOTEL TERRACE the garden mito など駅前のホテル群とバスターミナル

偕楽園への道すがら、都市の裏側を歩く

偕楽園までは歩いて向かいました。高台からは貨物コンテナが並ぶ操車場と住宅街が同じフレームに入り、線路沿いには枯れ草と早春の空。観光地の写真としては地味ですが、こういう「都市の裏側」のカットが後から見返したときに旅の記憶を呼び戻してくれます。

水戸市街地寄りの高台から。貨物コンテナ並ぶ操車場と住宅街が同じフレームに入る ▲ 水戸市街地寄りの高台から。貨物コンテナ並ぶ操車場と住宅街が同じフレームに入る 線路沿いの枯れ草と早春の空。散策路から都市の裏側の景色も記録 ▲ 線路沿いの枯れ草と早春の空。散策路から都市の裏側の景色も記録 歩道橋付近からの街並み。観光地へ向かう途中のスナップ ▲ 歩道橋付近からの街並み。観光地へ向かう途中のスナップ

好文亭表門をくぐると空気が変わる

好文亭表門は茅葺屋根の重厚な門構えで、看板にも「好文亭表門」とあります。ここをくぐった瞬間に、駅前の都市の空気から庭園の空気へ切り替わるのがはっきりわかりました。

偕楽園・好文亭の表門(看板に「好文亭表門」)。茅葺屋根の重厚な門構え ▲ 偕楽園・好文亭の表門(看板に「好文亭表門」)。茅葺屋根の重厚な門構え

梅林:白梅と紅梅が一斉に開く

梅林の遊歩道は、まだ肌寒い空気の中に花の香りが漂っています。斜面に広がる白梅、緑の芝生とコントラストをつくる紅梅、梅のトンネルのような小径。蕾と開花が混在する時期だったので、見上げる角度によって表情が変わります。

好文亭周辺の竹林と石畳を抜け、中腹から俯瞰気味に撮ると規模がわかります。曇り空でも白梅の白さは際立ち、紅梅に寄れば五枚の花びらと細い雄しべまで見えました。梅まつり期は人出があるので、案内標識と休憩スペースの位置を頭に入れてテンポよく動くのがコツです。

偕楽園・梅林の遊歩道。まだ肌寒い空気の中、花の香りが漂う ▲ 偕楽園・梅林の遊歩道。まだ肌寒い空気の中、花の香りが漂う 斜面に広がる白梅。枝の向こうに常磐線の線路が見える定番構図 ▲ 斜面に広がる白梅。枝の向こうに常磐線の線路が見える定番構図 紅梅が鮮やかな一本。緑の芝生とのコントラストが美しい ▲ 紅梅が鮮やかな一本。緑の芝生とのコントラストが美しい 梅のトンネルのような小径。人出はあるが散策はしやすい ▲ 梅のトンネルのような小径。人出はあるが散策はしやすい 低い位置から見上げた梅の枝。蕾と開花が混在する時期 ▲ 低い位置から見上げた梅の枝。蕾と開花が混在する時期 好文亭周辺の竹林と石畳。歴史散策の気分が高まる ▲ 好文亭周辺の竹林と石畳。歴史散策の気分が高まる 梅林の中腹からの俯瞰気味のカット。色とりどりの花が点在する ▲ 梅林の中腹からの俯瞰気味のカット。色とりどりの花が点在する 白梅密集地帯。曇り空でも花びらの白さが際立つ ▲ 白梅密集地帯。曇り空でも花びらの白さが際立つ 紅梅のアップ。五枚の花びらと細い雄しべがはっきり見える ▲ 紅梅のアップ。五枚の花びらと細い雄しべがはっきり見える

常磐線と梅、偕楽園の定番構図

石段と梅林の組み合わせ、足元に落ちた花びら、見晴らしのよい坂の下に続く観光客の列。枝垂れ梅のような流れる枝ぶりは、風が吹くと花弁が舞います。梅林と松の緑が同じ画面に入る配色は、日本庭園らしさそのものでした。

この園でいちばん有名な構図が、満開の紅梅の枝と、その下を走る常磐線の線路を同じ画面に収めるカットです。撮影スポットには自然と人が集まるので、譲り合いながらシャッターを切ります。

園内の案内標識と休憩スペース。梅まつり期はテンポよく動く ▲ 園内の案内標識と休憩スペース。梅まつり期はテンポよく動く 石段と梅林のコラボ。足元に落ちた花びらも春のしるし ▲ 石段と梅林のコラボ。足元に落ちた花びらも春のしるし 見晴らしのよい坂。下の方に観光客の列が続いている ▲ 見晴らしのよい坂。下の方に観光客の列が続いている 枝垂れ梅のような流れる枝ぶり。風が吹くと花弁が散る ▲ 枝垂れ梅のような流れる枝ぶり。風が吹くと花弁が散る 梅林と松の緑。日本庭園らしい配色が偕楽園の魅力 ▲ 梅林と松の緑。日本庭園らしい配色が偕楽園の魅力 撮影スポットとして人が集まる木の周り。譲り合いながらシャッターを切る ▲ 撮影スポットとして人が集まる木の周り。譲り合いながらシャッターを切る 梅と常緑樹のコントラスト。まだ葉の少ない季節ならでは ▲ 梅と常緑樹のコントラスト。まだ葉の少ない季節ならでは 園路を曲がった先の開けた広場。休憩しながら花見できる ▲ 園路を曲がった先の開けた広場。休憩しながら花見できる 偕楽園の梅林。紅梅が満開の枝と、その下を走る常磐線の線路が同じ画面に入る名所の構図 ▲ 偕楽園の梅林。紅梅が満開の枝と、その下を走る常磐線の線路が同じ画面に入る名所の構図

坂と石段を登りながら、園内を一周

好文亭方面へ続く道は案内板を頼りに歩きます。雲の切れ目から光が差し込むと、花と空の境界線がきれいに出ました。梅の木の下のベンチに座って眺めるのも良く、静かに撮りたいときは混雑を避けた脇道へ入ると落ち着きます。

紅白が混在する枝は、一つの画面に春のグラデーションが収まります。梅林から園外の建物が見えるのは都市型名勝ならでは。石垣と梅を並べて見ると、江戸期からの造園の痕跡を想像したくなります。坂道を登り切った先で息を整えながら一枚撮りました。

好文亭方面へ続く道。案内板を頼りに歩く ▲ 好文亭方面へ続く道。案内板を頼りに歩く 花と空の境界線。雲の切れ目から光が差し込む ▲ 花と空の境界線。雲の切れ目から光が差し込む 梅の木の下のベンチ。しばらく座って眺めるのも乙 ▲ 梅の木の下のベンチ。しばらく座って眺めるのも乙 混雑を避けた脇道。静かに写真を撮りたい人向け ▲ 混雑を避けた脇道。静かに写真を撮りたい人向け 紅白混在の枝。一つの画面に春のグラデーション ▲ 紅白混在の枝。一つの画面に春のグラデーション 梅林から見た園外の建物。都市型名勝ならではの景色 ▲ 梅林から見た園外の建物。都市型名勝ならではの景色 石垣と梅。江戸期からの造園の痕跡を想像する ▲ 石垣と梅。江戸期からの造園の痕跡を想像する 花の密集した枝先。蜜蜂が飛んでいるのを見つけたらラッキー ▲ 花の密集した枝先。蜜蜂が飛んでいるのを見つけたらラッキー 坂道を登り切った先の展望。息を整えながら一枚 ▲ 坂道を登り切った先の展望。息を整えながら一枚

剪定された枝ぶりと、写真を探して歩く時間

梅と松の剪定されたシルエットは、手入れが行き届いた庭であることの証拠です。園内の小川や橋が見えるカットでは、水辺と花の組み合わせが撮れます。人の波を背景に梅へ寄れば春の賑わいが、地面に散った薄紅色の花びらに寄れば季節の移ろいが写ります。

高い位置から梅林を見下ろすと、あらためて規模の大きさを実感しました。植栽の配置そのものが構図を考える楽しさにつながっていて、白梅の塊は露出を抑えて、紅梅の枝は青空とのコントラストで——と、同じ園内を歩きながら撮り方を変えていました。園路の分岐点では地図アプリを併用して迷わないように。

梅と松の剪定されたシルエット。手入れの行き届いた庭 ▲ 梅と松の剪定されたシルエット。手入れの行き届いた庭 園内の小川や橋が見えるカット。水辺と花の組み合わせ ▲ 園内の小川や橋が見えるカット。水辺と花の組み合わせ 人の波を背景にした梅のクローズアップ。春の賑わいが伝わる ▲ 人の波を背景にした梅のクローズアップ。春の賑わいが伝わる 薄紅色の花びらが地面に散るショット。季節の移ろい ▲ 薄紅色の花びらが地面に散るショット。季節の移ろい 高い位置から梅林を見下ろす。規模の大きさを実感 ▲ 高い位置から梅林を見下ろす。規模の大きさを実感 偕楽園ならではの植栽配置。写真の構図を考えるのが楽しい ▲ 偕楽園ならではの植栽配置。写真の構図を考えるのが楽しい 白梅の塊。眩しさを抑えた露出で撮影 ▲ 白梅の塊。眩しさを抑えた露出で撮影 紅梅の枝と青空のコントラスト(雲多めの日でも色が立つ) ▲ 紅梅の枝と青空のコントラスト(雲多めの日でも色が立つ) 園路の分岐点。地図アプリと併用して迷わないように ▲ 園路の分岐点。地図アプリと併用して迷わないように 梅林の端の木立。ここから先は別エリアへ抜ける ▲ 梅林の端の木立。ここから先は別エリアへ抜ける

千波湖畔で「四季島」に出会う

梅林の端を抜けて千波湖方面へ出ると視界が開けます。ここで思わぬ収穫がありました。クルーズトレインTRAIN SUITE 四季島が停車しているのを見つけ、白梅と観客の姿を一緒に画面に入れて撮ることができました。狙って行ったわけではないので、完全に運です。

湖畔の遊歩道は散策の息抜きにちょうどよい距離感で、湖と並木、遠くの建物群という都市と自然の境界がゆるやかにつながる景色が続きます。この日の偕楽園の入場券は大人300円(14:35入園)。梅まつりシーズンにこの価格は驚きでした。

千波湖畔付近で停車中のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。白梅と観客の姿も ▲ 千波湖畔付近で停車中のクルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」。白梅と観客の姿も 偕楽園周辺から見た湖面と遠景。早春の曇り空の下でも梅の色が映える ▲ 偕楽園周辺から見た湖面と遠景。早春の曇り空の下でも梅の色が映える 湖畔の遊歩道と樹木。散策の息抜きにちょうどよい距離感 ▲ 湖畔の遊歩道と樹木。散策の息抜きにちょうどよい距離感 千波湖方面の開けた景色。都市と自然の境界がゆるやかにつながる ▲ 千波湖方面の開けた景色。都市と自然の境界がゆるやかにつながる 湖と並木、遠くの建物群。カメラを下げても目に残る静かな風景 ▲ 湖と並木、遠くの建物群。カメラを下げても目に残る静かな風景 偕楽園の入場券(2024年3月2日14:35・大人300円)。梅まつりシーズンの記念として保管 ▲ 偕楽園の入場券(2024年3月2日14:35・大人300円)。梅まつりシーズンの記念として保管

夕食は和食で、から揚げ・ホッケ・ブランド牛

夕食は和食レストランへ。から揚げは大根おろしポン酢でさっぱりと、開きホッケの炭火焼き風は脂がのって香ばしく、薄切りの牛肉にはわさびとレモンを添えて茨城ブランド牛の旨味を楽しみました。花を見て歩いた日は、腹八分目でも十分に満足度が高くなります。

夕方の食事は唐揚げと大根おろしポン酢。ビールが進む定番の組み合わせ ▲ 夕方の食事は唐揚げと大根おろしポン酢。ビールが進む定番の組み合わせ 開きホッケの炭火焼き風。脂がのって香ばしい ▲ 開きホッケの炭火焼き風。脂がのって香ばしい 薄切りの牛肉(ローストビーフ風)にわさびとレモン。茨城ブランド牛の旨味を楽しむ一品 ▲ 薄切りの牛肉(ローストビーフ風)にわさびとレモン。茨城ブランド牛の旨味を楽しむ一品

2日目の夜:水戸の居酒屋で乾杯

ホテルに戻る前に居酒屋へ寄り、串焼きや小皿をつまみながら地元の夜を味わいました。温かいものと冷菜のバランスがよく、グラスを傾けながらのんびり締める時間。花と食で密度の高かった2日目の終わりにふさわしい2軒目でした。

居酒屋のテーブル。串焼きや小皿が並び2軒目の雰囲気 ▲ 居酒屋のテーブル。串焼きや小皿が並び2軒目の雰囲気 料理のアップ。温かいものと冷菜のバランスがよい ▲ 料理のアップ。温かいものと冷菜のバランスがよい グラスとつまみ。水戸の夜はのんびり締める ▲ グラスとつまみ。水戸の夜はのんびり締める

3日目:つくばわんわんランド

最終日は県西へ移動してつくばわんわんランド。犬好きにはたまらない半日です。

WANWAN STAGE で犬のショーを観る

まずはWANWAN STAGEへ。観客席から犬のショーを観覧します。訓練された動きを見るのはもちろん楽しいのですが、犬とハンドラーの呼吸が合った瞬間の空気が伝わってくるのが良いところでした。

つくばわんわんランド「WANWAN STAGE」。観客席から犬のショーを観覧 ▲ つくばわんわんランド「WANWAN STAGE」。観客席から犬のショーを観覧

大型犬エリア:セントバーナードとボルゾイ

園内の犬舎エリアでは、大型犬の姿勢や毛並みを間近で見られます。セントバーナードが数頭集まる展示スペースは黄色い床が印象的で、体格の迫力がそのまま伝わってきます。

ボルゾイのような長躯の犬には、「お子様が苦手」「かむかもしれません」といった個体ごとの注意書き入りのベストを着用している子もいました。ふれあい施設は「かわいい」だけで近づいてよい場所ではなく、掲示を読んでルールを守りながら観覧する姿勢が必要だと再認識しました。柵越しに犬と目線が合う瞬間があり、犬種ごとにゾーンが分かれているのでそれぞれのペースで寛いでいます。

園内の犬舎エリア。大型犬の姿勢や毛並みを間近で見られる ▲ 園内の犬舎エリア。大型犬の姿勢や毛並みを間近で見られる セントバーナードが数頭集まる展示スペース。黄色い床が印象的 ▲ セントバーナードが数頭集まる展示スペース。黄色い床が印象的 ボルゾイのような長躯の犬。注意書き入りのベストを着用している個体もいる ▲ ボルゾイのような長躯の犬。注意書き入りのベストを着用している個体もいる わんわんランドの屋内展示。柵越しに犬と目線が合う瞬間 ▲ わんわんランドの屋内展示。柵越しに犬と目線が合う瞬間 複数頭が寛ぐスペース。犬種ごとにゾーンが分かれている ▲ 複数頭が寛ぐスペース。犬種ごとにゾーンが分かれている

小型犬エリアと、園内のカラフルな配色

小型犬エリアは子ども連れの家族も多く、雰囲気が一気に賑やかになります。スタッフの誘導でショー直前に動き回る様子も見られました。

園内はカラフルな床とフェンスでイベント感のある配色。屋外の犬広場は、天気のよい日は青空が背景になるので写真映えします。

小型犬エリア。子ども連れの家族も多い ▲ 小型犬エリア。子ども連れの家族も多い スタッフの誘導で動き回るショー直前の様子 ▲ スタッフの誘導で動き回るショー直前の様子 園内のカラフルな床とフェンス。イベント感のある配色 ▲ 園内のカラフルな床とフェンス。イベント感のある配色 屋外の犬広場。天気のよい日は青空が背景になる ▲ 屋外の犬広場。天気のよい日は青空が背景になる

正門のパークマップと「本日のウェルカムドッグ」

正門のつくばわんわんランドの看板の横には案内ボードがあり、「本日のウェルカムドッグ」の写真が並んでいます。入口付近のパークマップとA型看板で全体を把握してから回ると効率的でした。

犬とのふれあいや見学をしていると、半日の予定でも一日があっという間に過ぎます。

正門「つくばわんわんランド」。案内ボードと本日のウェルカムドッグの写真が並ぶ ▲ 正門「つくばわんわんランド」。案内ボードと本日のウェルカムドッグの写真が並ぶ 入口付近のパークマップとA型看板。開園直後か夕方の長い影 ▲ 入口付近のパークマップとA型看板。開園直後か夕方の長い影 園内の別角度。犬とのふれあいや見学で一日があっという間になる ▲ 園内の別角度。犬とのふれあいや見学で一日があっという間になる

旅のまとめ

海(大洗)・花(偕楽園)・都市(水戸)・体験(わんわんランド)が、それぞれ半日〜1日単位で組み合わせやすいのが茨城旅行の強みです。3月は梅が主役ですが、水族館は通年、わんわんランドは晴天の屋外展示が映える季節がおすすめです。

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